おうち日記

今回は貝塚市のお客様より、石積み擁壁についてご相談をいただき、現地調査へお伺いしました。
現地を確認すると、石積みの一部が膨らんで、周囲より高くなっているほか、敷地側に積まれたブロックにも膨らみが見られました。

今回は擁壁の状態だけでなく、敷地内の雨水の流れや植木の状態なども含めて確認しました。

まず、敷地の外側から石積み擁壁を確認しました。
石積みの表面には植物が広がり、石の間には隙間やずれも見られます。
特に一部では、石積みが膨らんでいたり、雨水の圧力などによって石積みが押し上げられ、周囲より高くなっている状態が確認できました。
擁壁は外から見ただけでは分かりにくい場合がありますが、石の高さや並び方を見比べることで、浮きやずれに気づけることがあります。

敷地内には以前、池があったそうですが、現在は池が撤去され、広範囲に砂利が敷かれていました。
池には通常、たまった水を外へ流すための排水口が設けられています。
今回は池の撤去に伴って雨水の排水経路がなくなった可能性があり、砂利の下へ大量の雨水が浸透していました。
浸透した雨水が擁壁の裏側へ回ることで土が水分を含み、石積みに大きな圧力がかかっていると考えられます。

次に、敷地側から擁壁周辺の状態を確認しました。
石積み擁壁の上部にはブロックが積まれており、その内側には土や植木があります。
こちらのブロックも、雨水を含んだ土と木の根の圧力によって外側へ押し出され、途中から膨らんでいる状態でした。
また、擁壁の一番上にあたる「天端部分」にも、ひび割れやずれが確認できました。
石積みが押し上げられている部分では、天端にも段差が生じています。

今回は、石積みやブロックにかかっている負担を軽減するため、工事内容と費用が異なる2つの方法をご提案しました。
一つ目は、石積みを内側から押している原因と考えられる土を掘削し、植木も撤去する方法です。
土を取り除いたうえで、雨水を適切に外へ逃がすための排水経路を新たに設け、その後、掘削した箇所へ生コンクリートを打設します。
雨水や土、木の根による圧力を軽減するための方法ですが、土の掘削や植木の撤去、排水工事、コンクリート工事が必要となるため、工事費用は高額になります。
もう一つは、擁壁付近の植木を撤去し、現在砂利になっている部分をアスファルトで舗装する方法です。
砂利のままでは雨水が地中へ浸透しやすいため、表面を舗装することで、現在よりも雨水が浸透しにくい状態にします。
コンクリート土間よりもアスファルト舗装のほうが費用を抑えやすく、一つ目の土を掘削して生コンクリートを打設する方法と比べても、費用を抑えられるご提案です。
ただし、こちらも植木の撤去や広範囲の舗装工事が必要となるため、一定の費用がかかります。
今回は、現在の石積みやブロックの状態と、2つの工事方法についてお客様へご説明しました。
どちらも工事範囲が広く費用がかかるため、すぐに工事を決めるのではなく、一度ご検討いただくことになりました。
擁壁やブロックの浮き・ずれ・膨らみには、雨水の排水状況や土の圧力、木の根など、複数の原因が関係している場合があります。
表面に現れている部分だけを補修しても、内側に雨水や土の圧力がかかる原因が残っていると、再び症状が現れる可能性があります。
そのため、擁壁の状態だけでなく、敷地内の雨水がどこへ流れているのかまで確認し、状況やご予算に合わせて工事方法を検討することが大切です。
リフォームPlus+では、擁壁やブロックの浮き、ひび割れ、ずれ、膨らみなどのご相談にも対応しています。
「以前より石の高さが変わってきた」
「ブロックが膨らんで見える」
など、気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください。
・【熊取町】擁壁のひび割れ・目地の開きによる補修の現地調査
・【貝塚市】アスファルト舗装工事|砂利敷きの駐車場を舗装して使いやすくしました
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